2006年04月26日

匿名禁止すなわち履歴

ekken♂:自覚のない荒らしにとって「黒木ルール」は全く非力です
ekken♂:そもそも他人のブログのコメント欄では誰もが「匿名」かもしれない

という記事に対する意見です。
論点として

・ 議論における、ローカルルールの適応範囲について
・ ローカルルール中の「匿名」とは何かについて

を挙げるとともに、「履歴」も必要ではないのか。という事です。


◇suVene の議論する時の立場

個人的立場を先に説明します。

まず、大前提として「色々な人の意見を聞いてみたい。できれば理解したい。」というものがあります。
これが第一の目的です。
よって「相手を従わせたい」訳ではなく、ましてや「勝敗を競いたい」訳でもありません。
理想としては「私はこう思うのですが、あなたはどうですか?」や、「あなたが言っている、○○の意味がわかりません。私はこう思います」と言えればいいのですが、自分の意見を言う前に相手に質問してしまう事も多々あります。纏めますと、

・ 相手の意見の中で、理解できないところを質問したい。
・ 色々な意見を聞いて、できる事なら自分の考えを纏めたい。
・ 馴れ合いと呼ばれる空気にはしたくない。(議論において)
・ ネット上での議論は、実名に結びつかなくてもよい。
・ 理由を聞こうと思っても、感情に訴え闇雲に喚く人物は放置。
・ おまけとして、賛同・理解してくれる人がいると嬉しい。

他にも色々あるかもしれませんが、とりあえずはこんなところです。
では本題に入りましょう。


◇匿名性について
僕自身は、数年前に匿名で議論を進めるメリットに疑問を感じ、検索サイトで調べているうちに行き着きました。正しくは「匿名」による批判の禁止ルールというのですが、anotherさんが語呂が良かろうということで命名したようです。

黒木ルールについて要点を抜き出すと、こんなところ。

WEB上の議論に参加し誰かを批判するものは、「匿名」であってはならない
ここでの「匿名」とは実名か否かではなく、的を外した発言があった際に「恥をかく」ことができるか否か
ハンドルでも充分に自分の趣味嗜好を明らかにしたWEBスペースをもっている場合は「匿名」ではない
実名でも、それがどこの誰だか分からないような名前では、「匿名」
中身のないWEBサイトを公開しても、やはり「匿名」
E-mailアドレスの公開だけでは「充分に趣味嗜好を明らかにした」とは言えないので「匿名」
作家のペンネーム、芸能人の芸名は、失言時に「充分に恥をかく」事になるので「匿名」ではない
「匿名」であっても穏当な発言は認められる
「匿名」であっても、サイト管理者に有益な情報は認められる
(以上、黒木玄さんのWEBサイトより。転載ではないのですが、読み取れる事を箇条書きにしました)
ekken♂:自覚のない荒らしにとって「黒木ルール」は全く非力です
要するに、「匿名」とは「実名と必ずしも結びつく必要はない」という事であり、「充分に趣味嗜好を明らかに」するという条件を満たしていればよろしい。という事でしょう。
では、「充分に趣味嗜好を明らかに」するという事は何が必要であるという事でしょうか。私はすなわち

実在する人かどうかの証明よりも、詐称されない(にくい)システム上で、その人の履歴が追える状態があれば信用する為の情報となりうるって事。

というものが重要であると思います。「趣味嗜好」を知るためには「過去にどのような発言をしてきたか」という事が重要であり、その過去の履歴を追う為の鍵としての名前やニックネームや ID があればよろしいという事だと思います。よって、その鍵となるものは重要なので、システム的に詐称されにくい状態でなければなりません。
方法は幾つかありますが、例えば

・ コミュニティに属しているのならば、ログインしなければコメントできないシステム
これは、mixi や Hatena のようなものが近いですね。(Hatena はログインしなくてもコメントできるが、そういう意味じゃないです)

・ グローバル認証システム
これは、Fickr や OpenID のようなグローバル認証システムを利用した一意性の確保です。Hatena も最近、認証 API を公開したので、利用できるサイトが増えるかもしれませんが、まだまだ一般的ではありません。

これら二つのシステムは、確かに一意性の確保という意味では有効なのですが、blog は無数に存在しますのでサービス間の意見の交流が深めにくくなります。だからこそ
趣味嗜好を十分に書き綴った自分のサイトのURLを書き込むことで、ウェブ上の「匿名」ではない、という黒木ルールですが、これってよく考えたら多くのブログサービスにおいては、書き込まれたURL=虚偽の情報ではない、という建前があるから成り立つんですよね。
・・・ 中略 ・・・
このことを考えると、ブログという双方向性の高いツールを利用する場合、ネガティブなコメントは相手のブログのコメント欄で行うのは避けて、確実に本人が書いている事が確認できるよう、自分のブログ上からトラックバックにて言及を行うのが望ましいのだろうなぁ。
ekken♂:そもそも他人のブログのコメント欄では誰もが「匿名」かもしれない
と、言う事になるのです。
これは現時点で blog によるコミュニケーションで取れる手段としては、かなり有効だと思います。


◇まとめ

だらだらと読みにくい文章になってしまいましたが、「匿名ではない」イコール「実名と結びつける」必要性は何処にもなく(ekken さんもそんな事は言ってませんが)、その ID により過去の履歴を辿れる事をシステムにより保証する事が大切な訳です。
ここまで書いておきながら「黒木ルール」も「津村ルール」も一次資料を見たこともないのですが、やはり「ネット上の匿名」を許さないのが「津村ルール」であるならば、あまり同意したいルールではないという事も付け加えておきます。

・ 議論における、ローカルルールの適応範囲について

についても書こうと思っていたのですが、少々間延びしてしまったので一旦終了とさせていただきます。

posted by suVene at 14:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 議論系 このエントリーを含むはてなブックマーク 
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