2006年05月10日

空気に支配される者の代表

FPN-はてなブックマークで売られたケンカは買うべきか?
ekken♂:はてなブックマークに反論が出来ないなんて誰が言ったんだ?

ネットストーカーではないといいながら、ekkenさんの記事に関連する話になってしまうのですが、巡回先に数多く ekkenさんの引用があり、気になる記事もその中にあるのだからしょうがないのです。
決してネットストーカーでも、好き好き大好きビームでもありません。

前置きはおいといて、本当に ekken♂:はてなブックマークに反論が出来ないなんて誰が言ったんだ? を読んだの?と聞きたくなるような記事がありました。まず、
「はてなブックマークに、自分の記事に対してネガティブなコメントがされていた場合の反論・反証の具体的方法論。そして、その方法で反論・反証した場合に相手がそれを読む事を保障できないという問題点は、コメント欄やトラックバックと変わらない。」
という趣旨の記事がekkenさんの記事だと思うのですが、この記事へのトラックバックとしてFPN-はてなブックマークで売られたケンカは買うべきか?がある訳です。中身を私なりに要約しますと
  • 「確かに、はてブは荒れやすい。私は、はてブ恐怖症になったことがある
  • だって、1時間も書けた文章を一言で「中身が無い」とか「面白くない」と言われたらショックでしょ?
  • しかし、そういうのは気にしないようにしよう
  • というわけで、前向きに見ることにする。
  • その際、一人一人の意見ではなく、全体の空気として捉えよう。
  • でもやっぱり凹むので、お手柔らかに。
です。
特に言及もしていないし、反証・反論もなく、ただ関連リンクで考えた私的事項を書いているだけだと思うんですが、私はそんなに「トラックバック」の文化圏に対して厳しい意見を持っていないので、それは置いときます。
(「ブログからトラックバックとかで突っ込まれれば、またトラックバックで反論したりとか、そのブログのコメント欄に出かけていったりとか、議論のしようがあるわけですが、はてなブックマークだと一方的に言われっぱなし。」ってところが、ekkenさんの記事に対しての反論なのかな?)

しかし、その意見表明時に気になる部分が多々あります。それは、自分の意見を一般化して宣伝したり、他人の意見を一般化したりして捉えたりするところです。
なにしろ、一応1時間とか時間かけて書いた記事を、あっさり「中身が無い」とか「面白くない」とかバッサリきられたら、そりゃショックですしケンカ売られているような気分にもなりますよね。
・・・ 中略 ・・・
 どうしても、私たちは個人個人から言葉で攻撃されると反論したくなってしまうわけですが、自分がフィードバックとして受け止めるべきは、一人一人の厳しいコメントとかではなくって、全体としての空気のようなものなのかもしれないなーと思ったりします。
・・・ 中略 ・・・
・たくさんコメントがあったら、全体の雰囲気を見る
・全体として厳しいコメントが多かったら、大いに反省する
・一人だけ厳しいコメントだったら、その人の他のブックマークを見る
FPN-はてなブックマークで売られたケンカは買うべきか?


この文章だけだと、単に同意を得たいが為の問いかけとも取れるのですが、「空気」や「全体の雰囲気」で捉えるという部分が、「一般化された意見が正しい」と捉えているのではないかと思うところです。
そもそも、「多数の意見が正しい」というのは、全体の雰囲気や空気に支配されず、個別的に自分の主義や主張を訴え、相手の意見を聞き、納得すれば意見を変えたり、矛盾があれば反証したりした結果としての多数(マジョリティ)ならば、その意見はその集団における「正しい」結論として処理されるものだと思います。その結論を得る段階で、少数(マイノリティ)だからといって、主義主張せず、中身を判断しないでマジョリティの意見に従うような集団であれば、それはまさに「空気に支配された」結果であり、議論の意味は薄れるのではないかと思うわけです。説得力や論理的に相手を納得させられるだけの意見があれば、昨日の少数派は明日の多数派になっているかもしれないのです。その意味で「多数の意見は正しい」と思います。

この方の意見は「多数なのだから正しいはず」という捉え方にとらわれ、多数派工作をしてしまう集団における一員のような発言に見えるのです。(現実として、そのような集団はたくさんありますけれども)

先ほどの引用を個別に疑問を記しますと
> あっさり「中身が無い」とか「面白くない」とかバッサリきられたら、そりゃショックですしケンカ売られているような気分にもなりますよね

ショックになりません。 ケンカを売られているのかどうかは内容を見て判断します。
(2006/05/11 追記“議論”に対して言われてもショックにならないけど、読み物やネタとして書いてたらショックっていうかちょっと悲しいかもw)

> どうしても、私たちは個人個人から言葉で攻撃されると反論したくなってしまうわけですが

「私たちは」ではなく、「私は」でしょう。少なくとも、私は攻撃されるから反論するわけではありません。個人の意見を一般化しようとする意見に見えます。

> 一人一人の厳しいコメントとかではなくって、全体としての空気のようなものなのかもしれないなーと思ったりします

これは、「一般化」とは違いますが、このような個別の意見を自分で判断して答えを求めず、「全体の空気」で決めてしまうから、メディアに対してのリテラシーがないだの、日本は民主性ではないだのと言われるのだと思います。朝日の言う「脱個別主義」です。

まぁ、この記事を書いている方が「個人の意見を判断せず、全体としての主張があれば、自分が納得していなくてもそちらの意見にする」のであれば、それは個人の自由ですし何を言うこともないのですが、少々「多数の意見が正しい」の意味を取り違えているのではないかと思い、私が個人的に思うことを書いてみました。


というか、これが 徳力メソッド か!
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2006年05月08日

過去ログを読んで欲しいならば、そのようにした方がよい

ekken♂:過去ログを全部読んでから批判して下さいッ!!

なんだか、いろんな blog の人と交流したいんだけど、なんか言いたくなるのが ekken さんの記事なんですね。
ekken なんかたいした事ねーや、とか思ってたけど、やはり有名なブロガーさんの文章はそれなりに説得力があるものが多く、自分なりの解釈を加えてみたり、反論してみたりしたくなるものです。
決してネットストーカーではありません。

前置きはこれくらいにして、まず ekken さんの記事を引用させていただくと
「そこに書いてある事が自分の全てではない、もっと自分を知ってから批判してくれ」というのは、決して不自然な欲求ではないと思う。
しかしこういうことをいう人は、自分があるブログに対しての批判的な記事を書く場合に、相手のブログの過去ログを全て読んでいるのだろうか?
・・・ 中略 ・・・
そもそも「過去ログを全部読んでからじゃないと批判するな」がまかり通ると、ブログ界において批判されるのは、最近ブログを始めた過去ログの少ないごく一部の人だけじゃないか?
・・・ 中略 ・・・
「過去ログを全部読んでから批判して下さい」って、そりゃ実質「他人を批判するな」だよ。
ekken♂:過去ログを全部読んでから批判して下さいッ!!

勝手に切り貼りしてますけど、大体これが全てではないかと思うわけです。
ekken さんは最後に、「もしも、そういう考えの人がいたら、自分の過去ログを全て読んでから批判してください」と皮肉で終わっているわけですが(関連リンクを置いておけばいいという提案もあり)、もう少し「過去ログを全部読んでから批判して下さいッ」って人へ向けてのメッセージを書きたいなと思った次第でございます。

本来なら、議論というのは一つのテーマを軸に展開すると分かりやすいのですが、ブログというのは今のところ「空気とblog」でも書いたように、Permalink を軸にして緩やかな繋がりを持つ傾向があるのは、現在の仕組み上、仕方がない事です。
「批判するなら過去ログ読め!」と言う人は、掲示板やメーリングリスト、フォーラムのような 1箇所にユーザーが集中してカキコミするような感覚で、自分のサイトを捉えているのでしょう。
確かに、主流は 記事毎 にピックアップされる時代ですが、それに合わせろというわけではなく、自サイトを基幹とした意見の交流がしたいのならば、それなりに対応しておいたほうが良いと思われます。

・ よくある質問や批判に対する回答を載せた FAQ 記事を用意しておく。
・ 検索ボックスを配置しておく。
・ 前回から関連して読んで欲しいときは、冒頭に自サイトの関連リンクを張り、前の記事に対しても「自サイトへの」トラックバックなどで、相互に行き来できるようにしておく。

それでもなお、ブログで自分の意見を書いていると、その記事のみを見て意見してくる人はいるでしょう。しかし、そんな時でもヒステリックに対応するよりは、上記で用意してあるリンクを見る事を促した後で、尚疑問があるのならばよろしくお願いします。と対応するほうがよいのではないでしょうか。周りで見ている人間も納得するだろうし、尚批判、質問があるのならば自分にとってもプラスになる事うけあいです。


っていうか、ここまで書いたけど、この記事くだらねー!何当たり前のことばっかり書いてんだこりゃ。
なんの新しい視点もないし、ツマラネーなこれ。トラックバックしようと思ったけどここで終わり。

まぁあれですよ。内村鑑三氏の言うように
「批判される者となれよ、批判する者となるなかれ」
って事です。

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2006年05月04日

何が言いたいのかよく分からないけど疑問がある

内田樹の研究室: skype とニート論

この人の頭がよいのか、私の頭が悪いのか、それ以外なのかよく分からないが、この記事で何が言いたいのかよく分からない。
よく分からないが、疑問に思う部分がいくつかある。

まず、Skype について説明があり、「電話ただ掛け」つながりでハッカーの話が出てくるのだが
遠隔地にいる友人や恋人と長電話して親交を深めたいと思うような人間がハッカーになるはずがないから。
内田樹の研究室: skype とニート論

まったく根拠が分からない。
この記事の著者の言葉を借りると、“知的興奮”と“そこからスピンオフする新しいテクノロジー”に価値があり、「電話ただ掛け」は目的ではない。と言っているように見えその部分は同意できるのだが、「遠隔地にいる友人や恋人と長電話して親交を深めたいと思うような人間」は“知的興奮”や“そこからスピンオフする新しいテクノロジー”に価値を見出す人はいないって事に何故繋がるんだろう。意味不明です。

次は、1記事なだけで繋がりがあるのかないのかよく分からない「現代若者論考」について。
ほとんどの若者論は無意識のうちに「排他的」な言葉づかいをする。
・・・ 略 ・・・
社会の変化は「同時多発的」であり、ぜんぜん関連のない領域に「ぼこ、ぼこ」と発現する。
一つの地殻変動が複数の徴候を示すことがある。
だから、「私だけが現実の変化を見ていて、お前たちが見ているのは仮象である」という言い方はできるだけ自制した方がいいと思う。
内田樹の研究室: skype とニート論

同時多発的であり、一つの事象に対する絶対的把握は物事の一面しか見えないような状態に陥れる事が多々あり、単純に善悪・正誤で語れ無いという事を言っているのだと思うのだが、先ほど引用した「〜〜はずがない」という言い回しも排他的である。「言い方を自制」すると言うより、「それ以外理由は存在しない」という態度に気をつけるべきであり、局面を見れば、言い方は断定的で排他的にならざるをえない。ニートの問題で例を挙げている若者論が、異論を認めない形で(排他的に)反論しているのならば著者の言いたい事もわかるけど。

次に、ニート繋がりで記事が続く。
「勤労の義務」は憲法27条に明記されているのであるから、ニートは存在自体が違憲なのである。
内田樹の研究室: skype とニート論

個人の存在が違憲な訳がない。憲法とは、国家権力に対する命令であり、個人や企業とは一切関係ない。そもそも、憲法の話をするならば憲法18条に「刑罰でない限り意に反する苦役に服させることは出来ない」とある。ニートを無理やり働かせるような国家権力があれば、それこそ違憲である。27条1項 については、学者間でも解釈が違っているので、一概になんとも言えないが、「ニートは存在自体が違憲」などという話は明らかに間違いです。

最後は、マルクス、フェミニズムと例が挙がり構造の中で反証、反論する事は、その構造の中からしかできない事への違和感のような話になっているので、結局言いたい事はここなのかな?と思うわけですが、これは歴史における“空気の支配”にも深く関わる部分だと思う。

「(続く)」とあるので、続きも読んでみよう。


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2006年05月03日

[Amazonアフィリエイト/Greasemonkeyに関する]問題は二つあるのではないか

[ハ]Firefox と Greasemonkey とアフィリエイト泥棒 | キミガタメ「ハ」
*「ふっかつのじゅもんがちがいます。」 - ソースを読めない人はgreasemonkeyを使ってはいけない

Greasemonkey という、FireFox のユーザーによる拡張機能ができる物があるのですが、その機能を用いて Amazon の Affiliate を書き換えしているモノがある という問題に対して議論をよんでいるようなので一言。
まず、いぬビームさんが全サイトはてブ化・その場コメント・ワンクリブクマを公開しました。
 各サイト下部にはてなブックマークのコメントを表示、その場でクリップ・ワンクリでブクマできるスクリプトです。
… 中略 …
 しかし、後日私のためだけの更新と、Amazon の商品リンクに いぬビームさんのアソシエイト ID を付加するよう更新されました。
[ハ]Firefox と Greasemonkey とアフィリエイト泥棒 | キミガタメ「ハ」

という事がありました。
これが問題の一点目であり
アソシエイト・プログラム規約の「4.紹介料」の項にあるプログラムに参加している他のウェブサイトから(ユーザーがインストールしたソフトウェアを経由するものを含むがこれに限らない)の取引を妨害し、リダイレクトしたり、これらから紹介料を流用しようとしてはいけません。
Amazonアソシエイト・プログラム運営規約

に違反するかどうかという事が論点です。

それに付随して
 はてブコメントや TB みていると、「まずソースを読め」という意見がとても多いです。
 でも、スクリプトのソースを読める人ってどれだけいるでしょう。
 Greasemonkey やはてなを使っている人の中では、ソースを読める人の割合も比較的多いでしょうが、みんながみんな読めるとは思えません。
[ハ]Firefox と Greasemonkey とアフィリエイト泥棒 | キミガタメ「ハ」

と、「ソース読まないやつが悪い」「ソースを全て読むとは限らない」という問題が発生しているようですが、これは別問題だと思います。

例えば、Greasemonkey 作成者が public に提供し何らかの損害が出ても自己責任でお願いします。と明示があり、ソースも読まずに何らかの損害が出ても、ソースを確認しない人が悪いと思いますが(法律的にどうなのか自信ありません)、明らかに 作成者が“規約違反”であるソースを公開し「自己責任でお願いします」と言っても、“規約違反”を意図しているのであれば、それは悪いのだと思います。
greasemonkeyスクリプトは危険なことができるので、自分でソースを読んで安全性を確認できる人以外は使用しないでください
*「ふっかつのじゅもんがちがいます。」 - ソースを読めない人はgreasemonkeyを使ってはいけない

これはもっともな意見なのですが、だからといって“規約違反”であるかどうかの議論とはまた別の問題です。ですから、
greasemonkeyというのはソースを読むのが前提なので、今回の件について言えばソースを読まずに使っていて文句を言うのはお門違いだと思います。*「ふっかつのじゅもんがちがいます。」 - ソースを読めない人はgreasemonkeyを使ってはいけない

というのは、二つの問題を一緒にしてしまっているのではないかと思う訳です。
「“規約違反”であるかどうかという問題」は、ソースを読む読まないに関わらず議論されるべきであり、「自分でソースを読んで安全性を確認できる人以外は使用しないでください」は、greasemonkey を利用する上での前提条件なのは変わりませんが、だからといって“規約違反”の問題に文句をいうのはお門違いというのは違うのではないか?という疑問です。


* 追記
しばらくこの問題に関して巡回してたら、以下のサイトの方がしっかり書いてあった。
まちゅダイアリー - Greasemonkey の危険性
んでもって、この記事も必見。
*「ふっかつのじゅもんがちがいます。」 - 逆に考えるんだ。「アサマシくらいあげちゃってもいいさ」と考えるんだ。

どちらにしても、問題点は2つあることは確かで、規約違反について言及したほうがよいとは思うのですが、Greasemonkeyに限らず、最近は流行りになってしまいセキュリティ意識がおざなりになっている Ajax にせよ、非同期を使用しない JavaScript にせよ、信頼するかどうかってのは個人の意識によるというのはしょうがないのです。悪意のあるスクリプトなんて簡単に作れちゃうので、利用する人はちゃんと考えてくださいネ。

posted by suVene at 00:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 議論系 このエントリーを含むはてなブックマーク 

2006年04月29日

態度変えてもイイんじゃない

heartbreaking.:態度変えてもイイじゃない

ekkenさんとのやり取りに口を挟むような形になってしまうのですが、少しばかり思ったことを書いてみようと思います。

ekken♂: ウェブ交流での目上とか目下とかってなんだろう?

この記事へのトラックバックとして、heartbreaking.:態度変えてもイイじゃないがあるのですが、少々 ekkenさんの記事から読み取ったニュアンスが違うのでその辺の話を。
俺は、相手によって態度を変える事は、そんなに悪い事だとは思わないです。むしろ、態度を変えてあげた方が、好き嫌いが明確に伝わって好感持てます。
heartbreaking.:態度変えてもイイじゃない

私も、態度が変わるのは当然だと思います。しかしそれは、交流の深い人間か、浅い人間かや、礼儀正しい文章や、尊敬できるような意見を言っているか、何を言ってるか訳ワカランなのかという事で変わります。相手の中身と自分との関係で変わるわけですね。

そして、funamushi2さんは ekkenさんを尊敬しているようですが、その理由は「年上だから」とか「影響力が大きいから」という理由で判断して訳ではないのではないでしょうか。もちろん、影響力が大きいという事は、それだけ記事が多くの人に目に触れやすいという事ではあるので、インパクトが強いのは否定できません。しかし、影響力が大きい人を必ずしも好きになるかというと、そうではないと思います。

良いじゃないですか、みんな対等で。出される個々の意見を「目上の人が言ったから」とか「自分よりも地位の低い人が言ったから」でその価値を決める必要はないですし、そうした価値観を生みやすい環境を普段から作るのはイクナイ!
ekken♂: ウェブ交流での目上とか目下とかってなんだろう?

この対等という意味は、影響力や肩書きにとらわれず、「何を言っているのか」を純粋に判断すればよいと言っているのだと受け取りました。故に
俺に影響力があるからといって、必ずしも有益な情報を発信し続けなければ成らないわけでも無いのだよ。そこんとこ解ってね。って言いたいのかな。つまり、平等だよ?と歩み寄りながらも、その実、今後もコメントレスせずに傲慢に振る舞い続ける目論見を、あやふやにしたまま、己の存在を肥大化させる、虎視眈々と上位を狙う狡猾さが見え隠れしているように思える。
heartbreaking.:態度変えてもイイじゃない

前半の「有益な情報を発信し続けなければならない」というのは、もちろんそんな義務はないし対等で平等なのだから、おかしいと感じたりすればどんどんツッコミを入れてくれと言ってるように見えるのです。ekkenさんが、己の存在を肥大化させようとしているのではなく、その周りが影響力を恐れて意見とは別のところで、信望するのも反対するのも面白くないと言っているのではないでしょうか。

「あいつが賛成してるから、俺は反対しよう。」とか、「あの人が言っているのなら正しい」というのが無意味なように。
posted by suVene at 00:35 | Comment(0) | TrackBack(1) | 議論系 このエントリーを含むはてなブックマーク 

2006年04月27日

信頼を得るために必要なもの

実名と匿名とコミュニケーションと信頼と。
ekken♂:自覚のない荒らしにとって「黒木ルール」は全く非力です

議論をする上で重要だと思う事は「相手の意見を聞く意思があるのか」という事と、「信頼足りえる人物かを判定できる」事でしょう。
ではその判断は何処で行うのかというと、匿名禁止すなわち履歴で記したように、同一が保証される名称の中で「何を発言してきたか」という履歴です。
理想としては「誰が発言しているのか」ではなく、「何を発言しているのか」によって進めて行くのがよろしいのではないのかと思います。
しかし、理想はあくまでも理想であり、コメント欄の比較的短い文脈で指摘事項を判断するのも難しく、ましてやハテブのコメント欄では短すぎます。(考えるキッカケとしては有効だと思いますが、それ以上は望めないという事です)

「相手の意見への疑問や批判」のみを観点に置くと、コメント欄での匿名でのやりとりも十分に機能する事はあると思いますが、自分の意見を主張を多くの人に納得してもらったり検証を得ることは難しいと思われます。何故なら「TrackBackならば自分の blog に自分の言いたい事が集約されるが、コメントは多数の blog に分散する」からです。

以下のような意見もそれが如実に表れているのではないかと思います。
だいたい、ちょっと批判されたからって実名だ匿名だ言うのってなんかちっちゃくね?いつも読んでいるブログの人がコメントで批判を受けて、匿名だから無視とか言い出したら、ちょっと!ちょっとちょっと〜!ってザ・たっちばりのツッコミ入れちゃいますよ。もちろんその時の状況にもよるけれど、基本的に中立で自分が正しいと思っていることを私は主張したいので、すべての意見に耳を傾けるべきとか言っちゃいそう。相手が得体も知れないと会話できないなんて、それなんて肩書き社会?とかなっちゃいますよ。「え〜い、 静まれ、静まれ〜い、ここにおはすお方をどなたと心得る。さきの副将軍、水戸光圀侯に あらせられるぞ。皆の者ぉ、図が高い!!控え〜、ひかえおろう!!」とかいう時代はもう終わりですよー?
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以前も書いたけど、重要なことは「誰が書いたか」ではなく「何を書いたか」だと思ってる。相手が誰なのかは書いたことに対する付加情報でしかないし、そうとでも割り切っておかないと情報に騙されちゃうからね。
実名と匿名とコミュニケーションと信頼と。
この意見は私にとっても確かに理想であり、「何を発言しているのか」に重点を置く考えです。しかしながら、理想はやはり理想で以下のようにも書かれています
そう考えると、実名か匿名かの前に考えることがあるよね。信頼に足る人かどうか、それがすべてだと思う。こう書いちゃうと、ululunさんの言っていたことに戻っちゃうんだけどね。結局は、実名・匿名論なんて信頼に足る人かどうかの判断基準のひとつにしか過ぎないってこと。
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私にとって、ネット上における実名(=信頼に足る相手)って意外とアバウト。先述した通り、本名知らなくてもサイト知ってれば十分に信頼するし、どんなに有名なサイト持ってても自分が知らないサイトの人だったら信頼とまではいかないだろうし。
実名と匿名とコミュニケーションと信頼と。
要するに、「「誰が書いたか」ではなく「何を書いたか」」と共に、「信頼に足る相手なのか」という要素が必要になってくる訳です。
繰り返しますが、やはりネット上で「信頼」を得る為に必要なのは、「実名ではなく履歴」なのだという事です。「「誰が書いたか」ではなく「何を書いたか」」を言い換えるならば
「何を書きつづけて来た誰なのか」
を示すのが一番早いという事でしょう。
最後に
匿名側である私としては、受け手より「ネット上で批判する際に、相手が自分を認知してくれないと思われる場合、どうしたら自分の意見を相手に受け入れてもらえ、議論することができるだろうか。」という議題こそ考えるべきだと思う。
実名と匿名とコミュニケーションと信頼と。
とありますが、もっともだと思います。相手を強制的に変える事はできませんが、自分自身が手段を考える事は可能です。その為の積み重ねとして、このようにこの記事を書いてみる訳です。
これが匿名禁止すなわち履歴で記せなかった
・ 議論における、ローカルルールの適応範囲について
の一部でもあります。
勘違いされやすい所なのですが、普段から「アレゲなローカルルールなんか守る必要は無い」と言う僕が、こと「黒木ルール」を連呼するのはおかしい、という意見がありますが、黒木ルールはコメンテーターに守ってもらわなくても「ルールとして成立」するのです。

「匿名での批判は禁ずる」という内容からか、コメンテーターに求められるだけのルールと思われがちですが、僕は「黒木ルール」は、「このルールを持ち出すサイト主の側が守るもの」であると思っています。

現実的に匿名者による書き込みを制御できない以上、このルールに同意されない人が守るはずもありません。

つまりいくら黒木ルールを持ち出して「匿名の発言はやめろ」と言い出したところで、嫌がらせ目的の匿名発言をコントロールする事はできないのです。
ekken♂:自覚のない荒らしにとって「黒木ルール」は全く非力です

ローカルルールを守るべきは自分であり、相手に押し付けるものでは無いのだという事だと思います。
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2006年04月26日

匿名禁止すなわち履歴

ekken♂:自覚のない荒らしにとって「黒木ルール」は全く非力です
ekken♂:そもそも他人のブログのコメント欄では誰もが「匿名」かもしれない

という記事に対する意見です。
論点として

・ 議論における、ローカルルールの適応範囲について
・ ローカルルール中の「匿名」とは何かについて

を挙げるとともに、「履歴」も必要ではないのか。という事です。


◇suVene の議論する時の立場

個人的立場を先に説明します。

まず、大前提として「色々な人の意見を聞いてみたい。できれば理解したい。」というものがあります。
これが第一の目的です。
よって「相手を従わせたい」訳ではなく、ましてや「勝敗を競いたい」訳でもありません。
理想としては「私はこう思うのですが、あなたはどうですか?」や、「あなたが言っている、○○の意味がわかりません。私はこう思います」と言えればいいのですが、自分の意見を言う前に相手に質問してしまう事も多々あります。纏めますと、

・ 相手の意見の中で、理解できないところを質問したい。
・ 色々な意見を聞いて、できる事なら自分の考えを纏めたい。
・ 馴れ合いと呼ばれる空気にはしたくない。(議論において)
・ ネット上での議論は、実名に結びつかなくてもよい。
・ 理由を聞こうと思っても、感情に訴え闇雲に喚く人物は放置。
・ おまけとして、賛同・理解してくれる人がいると嬉しい。

他にも色々あるかもしれませんが、とりあえずはこんなところです。
では本題に入りましょう。


◇匿名性について
僕自身は、数年前に匿名で議論を進めるメリットに疑問を感じ、検索サイトで調べているうちに行き着きました。正しくは「匿名」による批判の禁止ルールというのですが、anotherさんが語呂が良かろうということで命名したようです。

黒木ルールについて要点を抜き出すと、こんなところ。

WEB上の議論に参加し誰かを批判するものは、「匿名」であってはならない
ここでの「匿名」とは実名か否かではなく、的を外した発言があった際に「恥をかく」ことができるか否か
ハンドルでも充分に自分の趣味嗜好を明らかにしたWEBスペースをもっている場合は「匿名」ではない
実名でも、それがどこの誰だか分からないような名前では、「匿名」
中身のないWEBサイトを公開しても、やはり「匿名」
E-mailアドレスの公開だけでは「充分に趣味嗜好を明らかにした」とは言えないので「匿名」
作家のペンネーム、芸能人の芸名は、失言時に「充分に恥をかく」事になるので「匿名」ではない
「匿名」であっても穏当な発言は認められる
「匿名」であっても、サイト管理者に有益な情報は認められる
(以上、黒木玄さんのWEBサイトより。転載ではないのですが、読み取れる事を箇条書きにしました)
ekken♂:自覚のない荒らしにとって「黒木ルール」は全く非力です
要するに、「匿名」とは「実名と必ずしも結びつく必要はない」という事であり、「充分に趣味嗜好を明らかに」するという条件を満たしていればよろしい。という事でしょう。
では、「充分に趣味嗜好を明らかに」するという事は何が必要であるという事でしょうか。私はすなわち

実在する人かどうかの証明よりも、詐称されない(にくい)システム上で、その人の履歴が追える状態があれば信用する為の情報となりうるって事。

というものが重要であると思います。「趣味嗜好」を知るためには「過去にどのような発言をしてきたか」という事が重要であり、その過去の履歴を追う為の鍵としての名前やニックネームや ID があればよろしいという事だと思います。よって、その鍵となるものは重要なので、システム的に詐称されにくい状態でなければなりません。
方法は幾つかありますが、例えば

・ コミュニティに属しているのならば、ログインしなければコメントできないシステム
これは、mixi や Hatena のようなものが近いですね。(Hatena はログインしなくてもコメントできるが、そういう意味じゃないです)

・ グローバル認証システム
これは、Fickr や OpenID のようなグローバル認証システムを利用した一意性の確保です。Hatena も最近、認証 API を公開したので、利用できるサイトが増えるかもしれませんが、まだまだ一般的ではありません。

これら二つのシステムは、確かに一意性の確保という意味では有効なのですが、blog は無数に存在しますのでサービス間の意見の交流が深めにくくなります。だからこそ
趣味嗜好を十分に書き綴った自分のサイトのURLを書き込むことで、ウェブ上の「匿名」ではない、という黒木ルールですが、これってよく考えたら多くのブログサービスにおいては、書き込まれたURL=虚偽の情報ではない、という建前があるから成り立つんですよね。
・・・ 中略 ・・・
このことを考えると、ブログという双方向性の高いツールを利用する場合、ネガティブなコメントは相手のブログのコメント欄で行うのは避けて、確実に本人が書いている事が確認できるよう、自分のブログ上からトラックバックにて言及を行うのが望ましいのだろうなぁ。
ekken♂:そもそも他人のブログのコメント欄では誰もが「匿名」かもしれない
と、言う事になるのです。
これは現時点で blog によるコミュニケーションで取れる手段としては、かなり有効だと思います。


◇まとめ

だらだらと読みにくい文章になってしまいましたが、「匿名ではない」イコール「実名と結びつける」必要性は何処にもなく(ekken さんもそんな事は言ってませんが)、その ID により過去の履歴を辿れる事をシステムにより保証する事が大切な訳です。
ここまで書いておきながら「黒木ルール」も「津村ルール」も一次資料を見たこともないのですが、やはり「ネット上の匿名」を許さないのが「津村ルール」であるならば、あまり同意したいルールではないという事も付け加えておきます。

・ 議論における、ローカルルールの適応範囲について

についても書こうと思っていたのですが、少々間延びしてしまったので一旦終了とさせていただきます。

posted by suVene at 14:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 議論系 このエントリーを含むはてなブックマーク